ジャニヲタ歴30年ライター、ナンシー関ヶ原です。みなさんご存じ、大人気の三代目 J Soul Brothers。ジャニヲタが三代目のファンに移行することもあるとか。そうなると勃発するのがファン同士の対立。しかしディスりあいの内容をよくみるとLDH(三代目の事務所)とジャニーズの社風の違いがわかっておもしろいです!
■がんちゃんファンを「ジャニーズからうつってきた子」となじる三代目ファン
3月下旬からアルバム告知で三代目JSBポスターがはってある原宿。
一人ずつ撮影したポスターが並んでいます。がんちゃんこと岩田剛典くんポスターの前に立ち、離れない女の子たちがいたそう。すると、三代目JSBファン(筆者友人の妹さん)が下記のような感想を。
▲筆者はジャニヲタでありますが、三代目ですとELLYさんが好きです☆(誰も聞いてない)
「がんちゃんには、ジャニーズからうつってきたファンが多くて、ちょーマナー悪い。」
この女性に限らず「ジャニヲタ マナー悪い」で検索するとたくさんサイトが出てきます。筆者の肌感ではジャニーズコンサートなどでマナーが悪い人はごく少数。なのに、なぜ三代目ファンはジャニヲタはマナーが悪いと言いたがるでしょうか?
■三代目ドキュメンタリー映画をジャニヲタがみると、衝撃が!
2016年新春、三代目JSBドキュメンタリー映画「Born in the EXILE」が公開。ジャニヲタの身でありながら興味津々な筆者は、自腹で映画を見に行くことに!映画は、三代目の単独ドームツアーが決定し、ファイナル公演までを追うドキュメンタリー。見て最初の1分からジャニヲタには激しい衝撃が走りました。
この映画、三代目の体調不良シーンが多すぎる!!!
ボーカル今市隆二くん喉の不調、謎の背中の痛み(これはガチで心配!!!)、山下健二郎くんヘルニア寸前の腰、がんちゃんがツアーリハーサルと撮影仕事が重なって「寝てない!」と訴えるシーンなど…。
ジャニーズのコンサートツアーでドキュメンタリー映像といえば、楽屋でわちゃわちゃしたりご当地グルメを食べてはしゃいだりといったほっこりコンテンツばかり。ミーハーな筆者、三代目の映画もわちゃわちゃ映像が見られるのかな☆と軽い気持ちで見に行ったのが間違いでした。
三代目の映画、わちゃわちゃ映像は10分未満。あとは体調不良と、ファンへの感謝をつづるポエムの朗読でした。。。なんとストイック!!!!
■ジャニーズは体調不良を隠す文化?
一方、ジャニーズには苦労や体調不良などを隠す文化があります。SMAP中居正広くんが内緒でひとりで手術を受けあとからラジオでこっそり報告したことが最近ありました。
中居くんは20年以上前、体調が悪いままMステに出演し生放送で歌っている途中で限界になり一瞬ハケた、というエピソードも。ここまで体調不良を隠すと凄味も感じられる!バラエティー番組で社長ジャニーさんのことをおもしろおかしく話し、ユーモアを重視するジャニーズの「社風」に、体調不良や苦労話は合わないからでしょうか。
■体調不良をうったえないジャニーズは、三代目ファンに物足りない?
三代目の映画からは「体がボロボロになるくらい苦労しないと夢はつかめない」という強いメッセージを感じました。タレントが苦労する姿に見慣れた三代目ファンにとって、ひょうひょうと仕事をこなすジャニーズはチャラチャラしているように見えるのでは?
そしてチャラいイメージはジャニヲタにも飛び火。そこから「ジャニヲタはマナーが悪い!」と、三代目ファンはディスりたくなってしまうのかもしれません。
今回はちょっと話が飛躍しすぎ、三代目ファンから苦情がくる記事かもしれません。しかし筆者がお伝えしたかったのは、三代目とジャニーズファンが対立するより、お互いを観察したほうが文化の違いがみえておもしろい、ということ。芸能界で三代目もジャニーズも末永く繁栄できるよう今日も祈ります。(合掌)
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