テレ朝系列、関ジャニ∞の音楽番組「関ジャム」に星野源さんがゲストで登場しました‼︎
ジャニーズのグループCDの多くは現在、ポニーキャニオン、ビクターやavexといったシュッとしたレコード会社や、ジャニーズ自社レーベルから発売されています。
しかし関ジャニ∞はデビュー当時、なんと!
老舗レコード会社「テイチク」から演歌歌手扱いで
デビューしたのですw
もしかしたら演歌や歌謡曲に造詣が深い社員が「テイチク」にたくさんいて、関ジャニ∞を「平成の無責任男」に仕立てクレイジーキャッツのオマージュというアイディアも出たのかもしれません。
デビュー直後の関ジャニ∞は「どうせ東京のジャニーズと扱いがちゃうねん、雑に扱われとるから何しても怒られへん!」と言わんばかりの「無責任」言動がたくさんあって楽しかったです。
たとえば、ラジオの生放送で横山君がプライベートの渋谷すばる君の携帯に電話するとなんとカラオケ中。電話口から延々と聖闘士星矢のアニソンを熱唱するすばるの歌声が流れる放送事故もありましたww
その後もラジオ生放送でアポなしでメンバー携帯に電話することがたびたびあった関ジャニ∞。電話に出た安田君が女性の名前を言ってしまう自由なふるまいもありました。スキャンダルで坊主にしたりするAKB48とは真逆の世界観。
ジャニーズという巨大組織に所属しながらも、
昇進プレッシャーとは無縁(に見える)。
雑に扱われても気にすんなや!むしろオイシイやん!
という関ジャニ∞のふるまいは、
当時、日本を襲いつつあった「世界で一つだけの花」的な
承認欲求ねじれをぶっとばす健康的なグルーヴを感じました。
▲関ジャニ∞がデビューしたての頃、テレビ東京でやっていたローカル番組「裏ジャニ」は秀逸でした、シブヤに生息する素人ヤマンバと関ジャニ∞がガチで討論してたりしましたw
とくに「無責任ヒーロー」は、往年のアイドルに名曲を作ってきた大御所作曲家、馬飼野康二さんによるなじみやすいメロディーで、関ジャニ∞史上最高の売上!作詞は当時若手バンド「THEイナズマ戦隊」の上中さんが担当。
当時のラジオで渋谷すばるくんが「作詞担当した人が、めっちゃ印税入ってきたって喜んでたで。」と暴露していて爆笑した記憶があります。(←脱線)
さらに余談ですが、関ジャニ∞はデビュー当時、テイチク特有の演歌歌手のどさ周り営業と同じことをさせられたんだとか。タレント本人がCDショップをまわりサインを書いたり店員と握手をしたりしたそうです。横山くんは「ジャニーズちゃうやん!」と嘆いたとかw
きっとジャニーさんも「関ジャニ∞はそんなに売れないYO!」と期待もしておらず(!)自社レーベルからは発行しなかったのかもしれません。しかし逆にジャニーズでは異色のコミックバンド的な要素でキャラが立ち、今では嵐につぐ安定のCD売上。ついにテイチクとの契約を打ち切り、ジャニーズ内にレーベルに異動。クレイジーキャッツ的な曲は減ってしまいました(寂)
番組内で星野源さんが「クレイジーキャッツのフォロワーだ」と大絶賛したにもかかわず、関ジャニ∞本人たちは「そうですか!?」と自覚がないことが判明。
若干呆れる星野さん。
番組内で星野さんが
「関ジャニ∞さんは、クレイジーキャッツ※
のフォロワーなんだと思います」
と言っていた発言がドンピシャで泣けました。
※クレイジーキャッツとは1960年代に国民的な人気を博したコミックバンド。「ザ・ドリフターズ」の先輩的な存在。テレビ、映画で大活躍。映画の挿入歌も大ヒット。お調子者のサラリーマンがひょいひょいと活躍する映画「無責任シリーズ」は、高度経済成長期にがむしゃらに働いたサラリーマンたちに人気を博した。
星野源さんも指摘していましたが
関ジャニ∞シングルのタイトルのいくつかはクレイジーキャッツが歌ってきた曲名へのオマージュと思われるものがあります。
・関ジャニ∞「無責任ヒーロー」→クレイジーキャッツ「無責任一代男」
・関ジャニ∞「ズッコケ男道」→クレイジーキャッツ「これが男の生きる道」
・関ジャニ∞「浪速いろは節」→クレイジーキャッツ「 スーダラ節」
・関ジャニ∞「ガムシャラ行進曲」→クレイジーキャッツ「ゴマスリ行進曲」
ハナ肇とクレイジー・キャッツ
渡辺音楽出版株式会社
2008-07-01
ジャニーズのグループCDの多くは現在、ポニーキャニオン、ビクターやavexといったシュッとしたレコード会社や、ジャニーズ自社レーベルから発売されています。
しかし関ジャニ∞はデビュー当時、なんと!
老舗レコード会社「テイチク」から演歌歌手扱いで
デビューしたのですw
もしかしたら演歌や歌謡曲に造詣が深い社員が「テイチク」にたくさんいて、関ジャニ∞を「平成の無責任男」に仕立てクレイジーキャッツのオマージュというアイディアも出たのかもしれません。
デビュー直後の関ジャニ∞は「どうせ東京のジャニーズと扱いがちゃうねん、雑に扱われとるから何しても怒られへん!」と言わんばかりの「無責任」言動がたくさんあって楽しかったです。
たとえば、ラジオの生放送で横山君がプライベートの渋谷すばる君の携帯に電話するとなんとカラオケ中。電話口から延々と聖闘士星矢のアニソンを熱唱するすばるの歌声が流れる放送事故もありましたww
その後もラジオ生放送でアポなしでメンバー携帯に電話することがたびたびあった関ジャニ∞。電話に出た安田君が女性の名前を言ってしまう自由なふるまいもありました。スキャンダルで坊主にしたりするAKB48とは真逆の世界観。
ジャニーズという巨大組織に所属しながらも、
昇進プレッシャーとは無縁(に見える)。
雑に扱われても気にすんなや!むしろオイシイやん!
という関ジャニ∞のふるまいは、
当時、日本を襲いつつあった「世界で一つだけの花」的な
承認欲求ねじれをぶっとばす健康的なグルーヴを感じました。
▲関ジャニ∞がデビューしたての頃、テレビ東京でやっていたローカル番組「裏ジャニ」は秀逸でした、シブヤに生息する素人ヤマンバと関ジャニ∞がガチで討論してたりしましたw
とくに「無責任ヒーロー」は、往年のアイドルに名曲を作ってきた大御所作曲家、馬飼野康二さんによるなじみやすいメロディーで、関ジャニ∞史上最高の売上!作詞は当時若手バンド「THEイナズマ戦隊」の上中さんが担当。
当時のラジオで渋谷すばるくんが「作詞担当した人が、めっちゃ印税入ってきたって喜んでたで。」と暴露していて爆笑した記憶があります。(←脱線)
さらに余談ですが、関ジャニ∞はデビュー当時、テイチク特有の演歌歌手のどさ周り営業と同じことをさせられたんだとか。タレント本人がCDショップをまわりサインを書いたり店員と握手をしたりしたそうです。横山くんは「ジャニーズちゃうやん!」と嘆いたとかw
きっとジャニーさんも「関ジャニ∞はそんなに売れないYO!」と期待もしておらず(!)自社レーベルからは発行しなかったのかもしれません。しかし逆にジャニーズでは異色のコミックバンド的な要素でキャラが立ち、今では嵐につぐ安定のCD売上。ついにテイチクとの契約を打ち切り、ジャニーズ内にレーベルに異動。クレイジーキャッツ的な曲は減ってしまいました(寂)
話をテレビ番組に戻します。
若干呆れる星野さん。
ジャニーズ事務所の人、曲のタイトル元ネタとかタレント本人に教えてあげろよwww
しかし、関ジャニ∞のいいところはメンバーそれぞれ自意識がとても低いこと。
関ジャニ∞が世間でのポジションやミッションなど過剰に意識しちゃうとつまらなくなる。
もしかしたら事務所はそこまで考えて、あえてクレイジーキャッツという元ネタをタレント本人に言ってないのかもしれません。
ジャニーズ事務所の人事育成方針って奥深いなあ。
EXILEのHIROさんならパワポで説明してそう(完)
ジャニーズ事務所の人事育成方針って奥深いなあ。
EXILEのHIROさんならパワポで説明してそう(完)
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文:ナンシー関ヶ原 (ライター/編集)
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